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日本ワークス K'S Room
日本ワークス Team K のブログ
雨垂れ石を穿つ
みなさん、こんにちは!

みなさんは、地球の自転の速度が変化していることをご存じでしょうか。
恐竜がまだ生息していた7000万年前、約23時間30分かけて地球は自転しており、1日の長さは今より30分短かったのです。
そして、46億年前の地球が誕生した頃には1日の長さが約5時間しかなかったという説もあります。
それから、長い長い年月が経ち、潮汐力と呼ばれる月との間の重力相互作用によって、自転速度が徐々に遅くなり、24時間の自転周期となったのです。

しかし、短期的に見るとここ数十年の間、自転速度は早まり、1日の長さは短くなっているとのことです。
2022年6月29日は、高精度の原子時計で地球の自転を測定し始めた1960年代以降、最も短い1日で、24時間より1.59ミリ秒短かったそうです。
1ミリ秒が1000分の1秒なので、1.59ミリ秒とは、瞬きする間もないような時間でしょうか。

短期的に自転速度が速くなった原因は、地球の中心核の運動の変化や、地球規模の水の分布の変化、さらには大気変動など、様々な要因があるようです。

しかし数万年、数億年という長いスパンで見ると地球の自転周期は5万年で1秒、1.8億年で1時間長くなる計算になるそうです。
地球の自転の速度がこのまま遅くなっていけば、1.8憶年後には1日の長さが25時間になります。

私達が生きている間に“1日が長くなった”と実感することはないでしょうが、本当にわずかですが確実に変化しています。


2023年が始まり、早くも1ヵ月が経ちましたが、年の始まりに1年の目標をたてた方も多いのではないでしょうか。
1ヵ月が経ち、成果が見られなかったり、持続できなかったり、諦めてしまいそうになる時もあるかもしれません。

しかし、時には後退したり、立ち止まったりしながらも、長い目で見たときに少しずつでも確実に成長するために、諦めない心を持っていたいですね。


       恐竜2




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